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広島平和記念式典等参加事業 2020.08.18

第29回松本市広島平和記念式典等参加事業

松本市平和都市宣言(昭和61年9月25日)の願いを踏まえ、令和元年8月5日~7日に、松本市内中学校(国公立・私立・組合立)の2年生代表(42名)と引率者(事務局)の計47名で、原子爆弾が投下された被爆地広島を訪れました。

広島の地では、広島平和記念式典への参加や、被爆体験者の講話、広島平和記念資料館などの見学を通して、ヒロシマで起きた悲惨な歴史や事実を学び、知り、考え、平和の大切さや尊さを肌で感じてきました。

また、日程の後半では、「旧開智学校」の姉妹館「開明学校」の所在地である愛媛県西予市を訪れ、地元の中学生と交流を行い、宇和の自然・歴史・文化を学んでまいりました。

 

令和元年度の事業の様子について、紹介します。

 

8月5日(月)

【被爆体験者講和】

小学校6年生であった11歳の時、学童疎開先の広島県三次市で広島市への原爆投下を知り、3日後、迎えに来た姉とともに自宅のある広島市に入った川本省三さんから、被爆当時のお話をお聞きしました。

家族を亡くし、孤児になり、飢えをしのげないほどの生活の中で生きなければならなかった苦しみがあったという川本さんのお話しは、参加者の胸に残りました。

 

【平和記念公園】

広島平和記念公園にある、被爆の惨禍を伝える歴史の証人である世界遺産「原爆ドーム」(1996年に世界遺産登録)を見学しました。また、原子爆弾投下直後の生々しい写真、熱で変形した瓦・ガラス等、貴重な被爆の遺品や資料が展示されている「広島平和記念資料館」の見学を通して被爆の実相を学びました。

 

【折鶴献呈】

参加中学生が平和への想いを込めて折った折鶴を、「原爆の子の像」の横に設けられた折鶴コーナーに献呈しました。

 

8月6日(火)

【広島平和記念式典

「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(広島平和記念式典)」に参列しました。
当日は、世界各国から約5万人が参列しました。
広島に原子爆弾が投下された午前8時15分に合わせ黙とうが行われ、原爆死没者の冥福とともに、世界恒久平和が祈念しました。

 

【西予市宇和中学校の皆さんとの交流】

「旧開智学校」の姉妹館「開明学校」の所在地である愛媛県西予市を訪れ、地元宇和中学校の皆さんと親睦を深めました。


舶来のガラスを使ったモダンな「開明学校」で、明治時代当時の教室、机、椅子や掛け図を使った模擬授業を体験しました。

 

 

ひろしまレポート

参加者が式典への参列、被爆体験者講和、平和記念資料館の見学等をとおして学んだことや感じたことをレポートにまとめています。

このレポートは市内の各小中学校に配布をしています。また、地域づくりセンターや図書館等でもご覧いただけます。

 

・ひろしまレポート~第29回広島平和記念式典参加事業及び西予市交流事業~(PDF)

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